Yamasaki 2007年1月・2月の我が家の出来事−10



4回目・5回目の中国出張 - 2

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シンセンへ行った次の週、上海にある中国支社・開発センターそして工場に再度出張した。上海は3度目であるが、初めて浦東空港からホテルまでリニアモーターカーと地下鉄を利用した。リニアモーターカーの車内は特長があるわけでもないが、車両の扉の上部に時速を表示するメーター(黒い帯状のエリア)がある(上左写真)。走り出して数分すると、そのメーターに時速430Kmが表示される(上右写真)。実際は431Kmまであがるのだが、ほんの数分間しか続かない。何せタクシーだと1時間程度かかる距離を10分程度で到着してしまう速さなのだ。また、新幹線の2倍近い速度という割には、それほどゆれることもなく快適である。それがリニアモーターカーのよさなのだろう。そして、運転席は非常にシンプルで、運転手はモニターを見ながら座っているだけである(下左写真)。本当に運転手は必要なのだろうか? この運転手は、駅について降りたときにジーパン姿であることがわかりびっくりした。なお、車両先頭の部分もシンプルで十分速そうに見える(下右写真)。


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乗り換えた地下鉄は東京の地下鉄と同じ程度混んでいた。また駅の構内では、びっくりするものを見かけた。3次元ディスプレイ、つまり物体が飛び出るように見えるディスプレイである(左写真)。日本ではまだこんな先端技術を街中で見かけることはない。一方、駅から出た広場で奇妙な光景に出会った(右写真)。バケツにはいった水につけたほうきで、老人たちが地面の石畳のますに一字ずつ字を書いている。とても上手な字であることは素人でもわかる。

以上のように、以前きたとき(東方明珠塔と豫園を見た)よりもっと、上海という街にはとびっきり新しい文化ととびっきり古い文化が共生している、という思いを強くした。


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