Yamasaki 2007年5月・6月の我が家の出来事−18



鹿児島 (2)

城山からの展望1城山からの展望2城山からの展望3

城山ではバスを降りて展望台から市内を眺めることができる。しかし当日は雨だったので、ガイドも「残念ながら今日は桜島は見えないと思います。」と予防線をはりながら、展望台へ案内してくれた。しかし、なんとうれしいことか、ちょうど山の上部にある雲がとれたときに展望台に着いたようで、素敵な墨絵のような桜島を見ることができた。もちろん晴れていたら、もっと違った桜島を見ることができただろうが、この雲海の上に頭を出した桜島も素晴らしい。


錫門 千尋巌

仙巌園1仙巌園2

獅子乗大石燈籠

そのあとバスが停車してくれたところは仙巌園(別名:磯庭園)、今回は残念ながら雲に隠れて見れなかったが、桜島を築山に錦江湾を池にみたてた雄大な借景をもつ、島津家の別邸である。島津家は琉球も領地としていたのでそこから献上されたと伝えられる建物のほか、随所に中国風の造園を感じさせるものがあった。まず「錫門」と呼ばれる古い正門、琉球風である(上段左写真)。それから、裏山の高いところには大きな縦長の岩が見える(上段右写真)。この岩は高さが11mもあり、中国の影響か「千尋巌」という字が刻まれている。この工事には、延べ3900人の人夫が3ヶ月かかったとのこと。これは27代島津斉興が、民に仕事を与える公共事業としてやったということで、島津斉興が名君だったひとつの理由になっているようである。庭も素敵である(中段写真)。「獅子乗大石燈籠」という奇妙な形の燈籠もあった。畳八畳ほどの大きな笠石の上に、逆さの獅子が乗っている(下段写真)。

なお、この仙巌園の中にあるショップで売っていた「薩摩切子」はとても素晴らしいものであった。



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