Yamasaki 2008年11月・12月の我が家の出来事-16



フィレンツェ-6

ウフィッツイ美術館 聖家族

フィレンツェで一番有名な美術館は、ウフィッツイ美術館だろう。入り口は目立たないが(左写真)、中はイタリアルネサンス絵画の宝庫である。ここにミケランジェロの「聖家族」がある(右写真:絵葉書より)。ミケランジェロは、ここでは聖母マリアでさえりりしく力強く描いている。彫像のようにも見える青いスカートの立体感が素晴らしい。


聖母子と二天使 マニフィカトの聖母

一方女性的な聖母マリアとなると、徹が30年前も今回も変わらずいいと思ったのは、フィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」である(上左:30年前の写真)。透明感のある色彩と聖母マリアの横顔がとても愛らしい。そして次は、フィリッポ・リッピの弟子であり「プリマヴェーラ」や「ヴィーナスの誕生」で有名なボッティチェッリの、「マニフィカトの聖母」(上右写真)である。


ザクロの聖母 聖母子と四天使に六聖者

さて、今回ボッティチェッリの「ザクロの聖母」(下左写真)、そしてサン・バルナバ聖堂の祭壇画「聖母子と四天使に六聖者」(下右写真)を見て気がついたのだが、聖母マリアが「ザクロの聖母」では左に、そして「聖母子と四天使に六聖者」では右に首を傾けている姿が、同じトスカーナ地方(フィレンツェが州都)の生まれであるモディリアーニの画風に繋がっているのではないか。


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