２０１５年９月・１０月の我が家の出来事
西念寺の東京法要＠増上寺
山崎家の菩提寺である温泉津の西念寺が、毎年浄土宗の島根県石見教区のいくつかのお寺と一緒に、故郷石見へのお寺参りやお墓参りがなかなか出来ない関東地方の檀信徒のために、大本山増上寺に「出張」して法要を行っている。今年は、増上寺の中も案内してくれるというので、喜んで参加した。
本堂（左写真）。背景に東京タワーを持つ特異な景観、いかにも東京らしい。本堂内部を見た後、ちょうど徳川家康没後400年を記念して今年オープンした「増上寺宝物展示室」（本堂地下1階）を見学。展示の中心は、国宝であったが戦災で焼失した秀忠の霊廟の精巧な10分の1模型「台徳院殿霊廟模型」である（右写真:HPより）。これは、明治時代に英国王室へ贈呈されたものだが、今回里帰りしたものとのことである。
次に、徳川家の墓所へ。二代秀忠を初め６人の将軍の他、将軍正室、将軍の子女を含む計３８人が埋葬されているとのこと（左写真）。その中には悲劇の皇女として知られる和宮の墓もある。それから、本堂正面にある三門へ（右写真）。三門は正式には三解脱門といい、三毒煩悩（貪り、怒り、愚かさ）から離れ、極楽浄土に入る心をつくるための門とのこと。
三門の上に上ると（上左写真：この写真は下るときに撮影）、門の外の日比谷通りが参道だったことが良くわかる（上右写真）。中央の釈迦三尊像と、両脇壇の十六羅漢像のうち右側の八体（下左写真）。真ん中のお釈迦様は素敵なお顔をしている（下右写真）。