Yamasaki 1998年7月・8月の我が家の出来事-1



引越しそして離日

hikkoshi

6月下旬、徹は新しい家に寝具を設置してから日本へ戻った。それから7月22日の正式赴任まで、家族は引っ越しの準備に追われた。これは家を出る最後の日、荷物をすべて運び出してがらんどうになった部屋で、徹が銀行関係の書類に目を通しているところである。 この夜一家は、横浜のホテルに宿泊し、翌日日本を離れた。

カリフォルニアでの新生活

Stanford Univ.2 Stsnford Univ.1

入国してからしばらくはと時差ぼけで活動範囲は限られていたが、これらの写真は元気が出たので、スタンフォード大学周辺を歩いたときの写真である。左は、眺めがよく人々の恰好の散歩道になっているStanford University Academic Reserveの頂上(?)での写真である。サンフランシスコ湾の全貌とその向こうの山並みが美しい。右は大学構内のオーバルに至る道で撮影した写真、パームツリーが茂っている。ここでカリフォルニアの道路事情について述べておくと、まず車線数が多く道幅が広いので簡単にUターンができ、道を間違ってもすぐもとに戻ることができる。そしてこの写真のように道の両側、更に中央分離帯にも木を植えているところが多いのでイライラ感が少ない(ような気がする)。また対向車線がある場合、中央に双方の車線から左折する場合に乗り入れることができるレーンがあるときがある。これも道が広いからできるわけだが、道路の混雑をかなり緩和していると思う。そしていかにも合理的な点が、信号が赤でも車がこなければ右折することができることである。さらに、信号の停止線直前に白いペンキで四角形が書いてある交差点では、その四角の中に埋められている金属探知器が、車がそこにとまっているかどうかを検知して信号の点滅時間をコントロールしている。これは夜中など車の通りが少ないときには非常にありがたい。以上は良い点であるが、気になることが2つある。ひとつは自転車道。カリフォルニアではバイクが一種のファッションになっているのだが、その自転車専用の道が車道と同じ平面上に白い線でのみ区別されているのである。時速100kmで走っている車に乗っていると、いくら道が広いといってもさすがにすぐ横を自転車が走っていると緊張する。もうひとつは横断歩道。ただの白い線2本で示してあるのだが、やはり日本のようにラダー状の図柄のほうがめだつので、歩行者にとって安全なように思える。


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