１９９８年は、家族にとっては米国カリフォルニアへの移住という本当に特別な年であった。それは徹の仕事が研究から研究企画・推進という仕事に変わったことから始まった。そして彼はシリコンバレーにある彼の勤める会社の研究子会社に、３年間の予定で出向することになった。それに伴い、淳子は７年間勤めた英会話教室をやめた。毅は中学校を卒業し、希望の高校へはいったが、アメリカの現地高校へ転校した。遼も小学校を卒業し、中学校へはいったが、同様にアメリカの中学校へ転校した。

７月、家族はカリフォルニアへはいった。家の周りは緑がいっぱいで素晴らしい環境である。そして彼らはヨセミテ、レイクタホ、サンフランシスコ、ロスアンジェルスを訪れ、アメリカの自然とアメリカ流エンターテインメントを楽しんだ。一方、彼らは英語には苦しんだ（今でも苦しんでいる）。特に毅と遼は英語がよくできないので、学校の宿題をするのに両親の助けを借りなければならず、連日深夜までの悪戦苦闘が続いた。それでも１０月には遼は初めてのダンスパーティで金髪の女の子と踊ったし、ハロウインでは、遼、毅とも仮装して友達と一緒に家々をまわった。少しずつではあるが、楽しめるようにはなってきた。

１月と ２月

*松江と秦野での初詣 *インターネットの仲間入り（淳子） *ホームページの引越し *アメリカ駐在のための部署の異動（徹） *ジャズ・ギター(徹）

３月と ４月

*卒業と入学（毅と遼） *箱根旅行 *松江訪問（徹と淳子） *お花見（徹と淳子） *ジャズとロック(徹と淳子）

５月と ６月

*パロアルト出張（徹） *ワイン＆アートフェスティバル（徹） *ヨセミテ（徹） *運動会（毅と遼）

７月と ８月

*引越しおよび離日 *カリフォルニアでの新生活 *ヨセミテ国立公園 *ピクニック

９月と １０月

*現地高校・中学入学（毅・遼） *カリフォルニアでの誕生日（徹） *サンフランシスコ *乗馬

１１月と １２月

*カリフォルニアでの誕生日（淳子） *サンタバーバラ *ロスアンジェルス *メサイアコンサート（徹・淳子） *レイクタホ