Yamasaki 2000年3月・4月の我が家の出来事-2



ミュア・ウッズ(徹、淳子)

Muir Woods 1 Muir Woods 2

サンフランシスコからゴールデンブリッジをわたって40分ほど運転すると、ミュアウッズというレッドウッドの森林がある。ここは素晴らしい。まず大木の中を歩きながら森林浴ができるのだが(左の写真)、霧のせいだろうが、コケとか下草がたくさんあって木漏れ日を浴びた緑が大変美しい(右の写真)。映画「もののけ姫」でしし神さまがでてくるような、ああいう森である。そして国定公園でもあるので、レンジャーが説明してくれるのだが、この説明がまた愉しい。観客も参加させて、この森の成り立ち、レッドウッドの特徴などを笑わせながら説明してくれるのである。トレイルも30分から1日かかりまでのたくさんのコースが用意されていて、当然ながら30分のコースなどは車いすの人でもOKである。本当に街のすぐそばにこんな素晴らしい森があるのだから、サンフランシスコは恵まれた街である。なお訪れた日(4月21日)は偶然にもこの公園の名のもとになった哲学者であり科学者でもあったジョン・ミュアの誕生日であった。

日本庭園と箱根ガーデン

Entrance of Japanese Tea Garden Taiko-Bashi in Japanese Tea Garden

サンフランシスコのゴールデンパーク内に、日本庭園がある。訪れてみたが、まず入り口からしてなつかしい日本を感じさせる(左の写真)。中にはいると、これがなかなかの和風庭園である。ものすごい高さの太鼓橋(右の写真)や五重塔、鳥居などがあり、かなりの大きさの池もある。但し、日本人から見るといくつかの問題があるように思えた。まず和風庭園は借景が重要だが、隣のデ・ヤング美術館の黄色い壁が間近に見えてしまうこと。1角が道路に面していてバスがとおる姿やその音が聞こえること。それから、中にやしの木が数本植えられているところがあり、そばの桜と不釣合いなこと。最後に、中のみやげ物屋で売られている物が、日本ではなく中国のものであること。一時「東洋ティー・ガーデン」と名前を変えられたりしたことがあり、そのときの名残なのかもしれない。しかし、枯山水の庭まであり、日本の文化の紹介に一役買っていることは間違いない。


Wisteria in Hakone Garden Pond and Bridge in Hakone Garden

一方、去年秋にサラトガ周辺を車で走っていたときに偶然発見したのが、「箱根ガーデン」である。そのときに藤棚があることを知り、日本の家にあった藤棚を思い出し、春になったらくるつもりでいた。結局今年になってからの3回目の訪問で、左の写真にあるように満開の紫の藤の花を見ることができた。右の写真は、そのあと遼の自然観察の宿題のために、もう一回訪れたときに撮影したもの。遼と淳子が、写真の左下隅のほうに写っている、池から這い上がってきた亀を見ている。ここはサンフランシスコの日本庭園と違い、郊外の山のふもとにあるために、借景もできているし、バスの姿とか音もしない。木々もあまり人の手がはいってなく、どちらかというと「野趣に富んだ日本庭園」といえるだろう。


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