一時帰国
米国駐在が長いと、日本に住む親戚を訪ねるための一時帰国が会社から許される。今回は徹の出張に合わせて家族皆で一時帰国した。徹の故郷松江では、毅がアメリカではなかなかはいれない温泉に行きたいということで、近くの玉造温泉にある「長楽園」という大きな露天風呂がある旅館に一泊した(写真左)。右の写真は、一畑というローカルの百貨店に、アメリカではなかなかサイズがあわないスーツを買いにいったときに撮影したもの。
この一時帰国の間、遼は松江で誕生日を迎え、毅は淳子の故郷である秦野で誕生日を迎えた。そのため、両方で2回、2人一緒の誕生祝いをしてもらった。左の写真は、秦野にあるホテルのレストランで開いてもらった誕生祝いを兼ねた夕食会の時のものである。毅と遼はまた茅ヶ崎に行って、小さいときの友人達と愉しいひとときを過ごした。右の写真は、淳子の希望で食べに行った、六本木のおいしい天ぷらや「穂積美」での写真である。このように、シリコンバレーではなかなかおいしい店がない、「うどん」「焼肉」 「しゃぶしゃぶ」「てんぷら」などの料理を満喫して帰途についた。
コンサート2つ(徹、淳子)
この時期、徹は2度ほどベートーベンの音楽を楽しんだ。ひとつは、徹の職場の研究者がメンバーになっている合唱団が参加した、交響曲第9番「合唱付き」で、スタンフォード大学のメモリアル・チャーチで開催された。この演奏会には淳子も同席したのだが、石作りの教会の中の重々しい響きで圧倒的な迫力であった(左の写真)。もうひとつは、徹が日本にいるときにサントリー・ホールで聞いたピアノ協奏曲第5番「皇帝」で、これもいい演奏だった(右の写真)。