コステューム・デイ(毅と遼）

９月から遼もフレッシュマン(１年生はフレッシュマン、２年生はソフモア、３年生はジュニア、４年生はシニアと呼ぶ）として毅と同じ高校へ通うことになった。そしてハロインの週にあるコステューム・デイに２人そろって、仮装して学校へ行った。毅は００７ジェームス・ボンドの格好、遼はストリート・ファイターのリュウの格好である。ハロインは、カボチャと仮装した子供達が「Trick or Treat」と言いながら家々を回るということで有名だが、学校や職場でもおかしな格好をすることが許される特別な日でもある。徹は仕事で法律事務所を訪れたとき、かわいいお化けの格好をした受け付けの女性に案内してもらったという経験がある（昨年の話）。

ホーム・カミング(毅）

毅はシニアとして、ホーム・カミングのパーティ（もともとは卒業生を招くパーティという意味だったらしい）に、初めて女性を誘って参加した。２人で正装し記念写真を撮影してからパーティに参加する。左の写真は、その記念写真ではなく、高校の駐車場で友人に撮影されたものである（故意に顔がはっきりしないものをのせている）。彼女が腕につけている赤いコサージュは毅が贈ったもので、淳子が知り合いの人に作製を頼んだ生花である。また毅も彼女にもらった白い花を胸につけている。このように、男の子は女の子の着ているドレスの色に合わせた腕につける花を贈り、女の子は男の子に胸につける花を贈るのがならわしとのことである。右に毅が彼女に贈ったそのコサージュを、淳子がつけている写真をのせる。

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