２０００年９月・１０月の我が家の出来事－４
２０００年９月・１０月の我が家の出来事－４
ニュー・オリンズの街角で、よく魚をモチーフにした看板（というか像）を見かけた。左の写真はそのなかで最も笑えるもので、警察署の前に立っていた。警官の制服と帽子を被った魚が囚人を咥えていて、囚人の両足が口から見えている。同じような趣向の、牛をモチーフにした像を、今年の夏ニューヨークに行ったときに、街角でよく見かけた覚えがある。右の写真はそのうちのひとつで、双子の貿易センタービルの広場にあったものである。ビルを模した２頭の牛が立っているのが何ともおかしい。
ニュー・オリンズの北側には大きな湖ポンチャートレイン湖がある。１２年前に来たときには、富士フィルムの研究者と一緒にこの湖にかかっている長い橋（確か世界で２番目に長い橋と言っていたような覚えがある。）を渡り、そこにあったレストランで初めてソフト・シェル・クラブを食べた。今回もそのレストランへ行ってみようと思い立ち、３０分かけて一直線の橋を渡った。左が橋の上を通っているときに撮影したものであるが、向こう岸は半分をすぎてからようやくぼんやり見え始めるという程度で、キーウエストへいく途中にあるセブン・マイル・ブリッジよりよっぽど長い。２０マイルはあるだろう。しかし、向こう岸へ着くと１２年前とは様相が一変していた。ヨットハーバーがあったのは同じだが、周辺が別荘地として開発され、道路も高架のものが作られていたりして、名前も住所も覚えていないそのレストランを見つけるのは難しかった。それでもわずかな記憶をたどり、ようやく見つけたMandesというそのレストランの前で撮ったのが右の写真である。もちろん１２年前にも食べたソフト・シェル・クラブを注文し、その変わらぬおいしさに満足した。