Yamasaki 2000年11月・12月の我が家の出来事-1


ホーム・パーティ(徹、淳子)

Indian Cooking Party CThanks Giving Party

アメリカ人はホーム・パーティが好きである。徹の英会話の先生(インド人だけど、アメリカ育ち。英語はもちろん、日本語が素晴らしく上手)が、日本人の友人を集めてパーティを開いた。左の写真が、そのときにいただいたインド料理である。左の皿はビリヤ二という炊き込み御飯、右の皿はカバブというハンバーグで、ナンがそえてある。徹は飲みすぎてあまりたくさんは食べれなかったが、これらのインド料理は日本人でもとてもおいしく食べれる。それから、感謝祭の日(Thanksgiving Day)には七面鳥を食べる習慣があるが、右の写真が今年の感謝祭の日に淳子が招かれたパーティに出された七面鳥である。これもおいしかったとのことである。なお、毅も友人宅で開かれたパーティで七面鳥をご馳走になった(遼と徹は家でハヤシライスを作って食べた)。

バークレー(徹、淳子)

Fountain in UC Berkeley Sather Tower

徹は、なつかしの名画「卒業」(キャサリン・ロスとダスティン・ホフマン主演、サイモンとガーファンクルの音楽で有名)をDVDを購入して改めてじっくりと見て、そして今年の夏にニューヨークへ行ったとき、ホテルそばの公園で上映されているのを偶然見て、どうしても近くのバークレーに行ってみたくなった。なぜなら、この映画の中でベン(ダスティン・ホフマン)がエレン(キャサリン・ロス)に会いに彼女の通う大学へいき、噴水のある広場で待ちつづけて、ようやく図書館から出てくるエレンを見つける場面があるのだが、その大学が「バークレーの大学」という設定だったからである。「バークレーの大学」とは当然UCB(カリフォルニア州立大学バークレー校)のことだろうから、まずUCBに行った。中にはいって、学生に噴水のある場所を聞いたところ2箇所あるという。有名な方だとその学生が言ったひとつめの噴水へ行ったけど、感じが違うので別のほうへ行ってみたら、ここも違う。それどころか水が枯れていた。どうやら全く別の場所で撮影されたらしいと分かったのだが、くやしいのでベンの真似をしてその枯れた噴水の縁に腰掛けて撮ったのが左の写真である。(このページによると、南カリフォルニア大学(USC)の中にあるらしい)。

さて、UCBは、いくつかあるカリフォルニア州立大学のひとつであるが、同じサンフランシスコベイエリアにあるスタンフォード大学に比べると、小高い丘を背景にしていてこぢんまりとしている上に、大きなレッドウッドがたくさんあるちょっとした森とその中に走る小川も抱え、潤いのある素敵な大学である。右の写真は大学のシンボル的存在のセイザータワー。

Art Museum and Pacific Film Archive Chez Panisse

UCBのそばには、美術館がありそこに寄って見た。ここでは展示物よりもその建物の構造に感心した。左の写真でわかるように、各階をつなぐ道は階段ではなくゆるい坂になっていて、身障者も歩きやすくなっているばかりか、それ自体がデザインの一部として生かされている。なお、館内は写真撮影禁止だったらしく、この写真を撮った時に注意された。またバークレーには、カリフォルニア料理の発祥の地として有名なレストラン「シェ・パニース」があり、そこにも足をのばした。右の写真が入り口であるが、こぢんまりとした店である。そこでいただいた料理は素材にこだわり、その素材の味を引き出しているという意味で本当においしく、「アメリカには料理なんてない」という考えをあらためなければならなくなった。先月訪れたニュー・オリンズの「クレオール料理」と「カリフォルニア料理」は少なくともアメリカの素晴らしい「料理」に違いない。
 


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