その夜宿泊したジャクソン・レイク・ロッジがまた素晴らしい宿であった。ロビーから階段をあがると、大きな窓越にティトン山脈が美しい姿を見せる。まるでおおきな絵がかけてあるようで、最初は皆感嘆の声をあげる。そしてそこからバルコニーに出てみると、この写真のような本当に素晴らしい風景が眼前に広がる。一回みるだけではもったいないと思い、朝、昼、夕方と訪れ、陽のあたり具合の変化によって変わる色合いを楽しんだ。この写真はそのうち昼撮影したものであるが、朝は山の表面がもっとはっきり見え、夕方は墨一色になる。

左の写真は、オクスボー・ベントと呼ばれる、川の流れが本当にゆっくりになった場所で撮影したマウントモラン。山が鏡のような川に写っている。（ここでもカナディアンロッキーのモレーン・レイクとそこに写る山々を思い出した）。右の写真は、ジェニー・レイク・シーニックロードで撮影したもの。間近に見るティトン山脈は荒々しい。このあとジェニー・レイクを舟でわたり、ティトン山脈の裾野にある、ヒドン・フォールまでのトレイルを楽しんだ。ヒドン・フォールの周辺の岩壁はロッククライミングの練習場になっていて、たくさんの人々が岩壁にはりついていた。

２００２年７月・８月の我が家の出来事