Yamasaki 2007年1月・2月の我が家の出来事−5



冬の京都(上賀茂神社、下鴨神社、北野天満宮、千本釈迦堂)- 1

同窓会があるから京都へ行ったのだが、それだけではもったいない。冬の京都を数箇所まわった。まずは上賀茂神社である。駅からいろいろな小道にはいりながら(徹が学生時代に、家庭教師をしていた家の近くも通った)京都の町を楽しんで30分、終点の上賀茂神社前でおりた。


kamigamo1" kamigamo3

kamigamo2" kamigamo4

京都でもっとも古い神社であり、葵祭りで有名な上賀茂神社の正式な名前は賀茂別雷(かものわけいかずち)神社といい、雷(いかづち)の御神威による厄除けの神様である(上左写真)。拝殿前にきれいに盛られた立砂(たてすな)が造形上の特長であろう(上右写真)。これまた有名なしだれ桜は残念ながらまだ花はついていなかった(下左写真)が、偶然にも結婚式に出会ったのは幸運であった(下右写真)。

さて、今回30年ぶりに訪れて一番びっくりしたのは、飛行機の絵がついた「航空安全」の厄除けお守りを売っていたことであった。確かに飛行機と雷は関係が深い、週明けから中国へ出張にいく予定だった徹は、当然買わせていただいた(おかげさまで、無事帰国してこのホームページを書いている!)。


zimbado" narita

tsuda" shake

上賀茂神社の西側の道には「神馬堂」という焼き餅(「葵もち」ともいうそうである)で有名なお店がある(上左写真)。徹は買うのを遠慮したが、たくさん人が並んでいた。一方東側の道には、「なり田」という、「すぐき」(別名「賀茂菜」)で有名なお店がある(上右写真)。ここも試食してみたうえで、買うのを遠慮した。しかし、その「なり田」の向かい側にある「つだ」という店においしいすぐきがあったのだ(下左写真)。この店の小さな表札には「紬のつだ」とあり、本業は和服反物の販売である。しかし、オーナーである女将さん(加藤登紀子さんの義理の従姉妹にあたられるそうである)が、「本物の賀茂菜と賀茂なすを知ってほしい」ということで少しづつではあるが毎年作っているとのことである。すぐきがおいしかったので、今年の夏の賀茂なすを心待ちにしている。
なお、「つだ」の屋敷はもと上賀茂神社の1番位の高い神官が住んでいたそうで、神社境内から流れてきている「明神川」から水を引いて景観に利用した素敵な庭がある。昔の神官は、朝その水で清めてから、上賀茂神社へ参ったとのことである。明神川沿いには、そのような神官たちの屋敷である社家(しゃけ)が並んで清楚なたたずまいを見せている(下右写真)。


次ページ


2007年の出来事

ホーム