Yamasaki 2007年5月・6月の我が家の出来事−5



知覧 (2)

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知覧では一泊した。「富屋食堂」の隣、昔は特攻隊員の家族が来て泊まっていたという、同じく鳥浜とめさん経営の「富屋旅館」である(左写真:入り口)。こぢんまりとした民宿のようでもあるが、とめさんのお孫さんが女将をやっていて、朝には当時の思い出の品々をもとにエピソードを語ってくれるのが特徴である。ロビーには、そういう女将さんの話を聞いた泊り客の感想が綴られたノートがおいてある。徹もしたためた(右写真)が、女将さんの話とは直接的に関係する内容ではなく、父が知覧へきて欲しいと言っていた意味とその結果について書いた前ページの内容である。


武家屋敷群

森重堅氏の庭園1森重堅氏の庭園2森重堅氏の庭園3

知覧町は薩摩の小京都と呼ばれるが、その理由はそれぞれになかなか素敵な庭園を持つ7つの武家屋敷群にある。車をシャットアウトした道の両側に並んでおり、ゆっくり見学できる(上写真)のだが、そのうち唯一池のある庭園であり、一番最初に見て一番良かった森重堅氏の庭園だけ写真を載せておく(下写真)。 なお、この写真ではよくわからないが、大きな石は複数に切って小さくして運んでまたくっつけたため、その切り出した線が残っている。他の庭園には、石の裏側を削り取って更に軽くして運搬した石もあった。

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武家屋敷群の中に、いくつかの「二ツ家」という知覧独特の民家も移転復元されている。何が二ツかと言えば、母家と台所で、それらを小さな棟で繋いでいる。その「二ツ家」のうちのひとつを開放(但し団体客のみ。個人客は別棟。)して食事を食べさせてくれるのが高城庵である。写真は別棟への入り口で、すでにここから歴史を感じさせるが、別棟がまた古い建物で、その中の座敷で庭を見ながらおいしい郷土料理をいただいた。



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