２００７年１１月・１２月の我が家の出来事−７
ハワイ島 （６）
「ハレマウマウ火口が圧巻」と書いたが、昔中学校の修学旅行で訪れた阿蘇山の火口も圧巻だったことを思い出した。しかし、クレーター・リム・ロードから海に向かってのび、最後は流れ込んだ溶岩によって行き止まりとなる「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」の景色は日本では絶対にお目にかかれないものである。ところどころ曲がりくねっているところはあるものの、流れ出て固まった黒い溶岩が覆っている荒涼たる平原を、海へ向かってどんどん下って行く。そしてところどころにある展望台で停車して降りて見ると、自然の驚異をじかに感じることができる（上写真ー下写真：連続している）。
ここで車は行き止まりである（上左写真）。この先には凸凹した固まった溶岩流の上を歩いていかなければならないし、現在溶岩が海へ落ちている場所までは相当あるとのことで、ここでUターンすることにした（実はヒロからホノルル行きの飛行機に乗る時間も迫っていた）。黒い海岸線は遠くまで続いており、溶岩が海へ落ちている場所を示す水蒸気も見えない（上右写真）。そして帰るときに、この海岸の低地帯は実は溶岩が海を侵食して作った「溶岩台地」であることがわかった（下写真）。昔の海岸線は、車の背景に写っている壁のところだったのだ。明らかに左右２本の溶岩の流れが、そこを超えて落ちてきてこの車の走っている低地帯を作り出したことがわかる。