Yamasaki 2008年7月・8月の我が家の出来事-11



出雲大社とその周辺-3

千家氏 北島氏

出雲大社の宮司である出雲国造家は、南北朝時代以降、千家氏(せんげし)と北島氏(きたじまし)の二氏に分かれ、幕末まで出雲大社の祭祀職務を平等に分担していた。現在は、千家氏は出雲大社教(いずもおおやしろきょう)、北島氏は出雲教とそれぞれ宗教法人を主宰しているが、出雲大社自体は神社本庁の傘下であり、宮司は千家氏が担っている。その千家氏の大きな家は出雲大社の西側に建っており(左写真)、北島氏の家は出雲大社のすぐ東に建っている(右写真)。


荒木屋 古川酒造

出雲大社のまわりにはたくさんの蕎麦やがあるが、やはり一番は「荒木屋」だろう。昔行った事を思い出しながら歩いてみたがなかなかたどり着けなかった。そしてやっとのことで着いたらこのとおり(左写真)、出雲大社本殿の特別拝観を待つのと同じくらい待つことになってしまった。しかしさすがにおいしい、すぐにもう1人前注文した。おなかが空いていたせいかもしれないが、松江のどの蕎麦やよりおいしいと思った。やはり「出雲蕎麦」というだけあって、蕎麦は松江より出雲が本場だということだろう。

それから、「荒木屋」へ行く途中で、素敵な店構えの酒屋があったので入ってみた(右写真:上部に母から借りて持っていった日傘の一部が写っている)。聞いたら「八千矛(やちほこ)」という出雲大社のお神酒を造っている古川酒造という酒屋さん。もちろん購入し、帰って飲んでみたらやはりおいしかった。なお八千矛(やちほこ)とは大国主命の別名である。


つぶて岩1つぶて岩2つぶて岩3

出雲大社から西へ1kmほどいくと海岸にでる。国譲りのための会議が行われたという場所として有名な「稲佐の浜」で、旧暦10月(「神在月」)10日にはこの浜で八百万の神様を迎える「神迎え神事」も行われる。その海岸線に沿った道を北へ向かい、しばらく車を走らせると休憩所があり、このような景色に出会う(写真)。国譲りの使者と大国主命の子供が力比べを行い、大きな岩を「稲佐の浜」から投げ入れた、その結果できた「つぶて岩」だそうである。 。


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