Yamasaki 2008年7月・8月の我が家の出来事-16



出雲大社とその周辺-8(鰐淵寺)

鰐淵寺1

「ゴビウス」と出雲大社の中間あたりに本当は紅葉で有名な「鰐淵寺」がある。徹は、日御碕と同様、小学校か中学校の遠足で行ったことがあるはずだが、覚えがない。

駐車場から川に沿ってかなり歩いて仁王門に着く(写真)。もう朽ちてしまいそうなほど古い。仁王門をくぐってから橋を渡ると道が二手に分かれる。目の前の石段をのぼると根本堂、左へ行くと「浮浪の滝」へ行く。


鰐淵寺3 鰐淵寺2

鰐淵寺3

まず、正面にある苔むして磨り減った趣ある石段(上左写真)をのぼっていくと、緑に囲まれた素敵な根本堂に着く(上右写真)。確かに紅葉のときには一段と見ごたえのある景色になるということに合点がいく。しかし石段の途中にはこんなものが(下写真)、、、。鰐淵寺には、松江に生まれた弁慶が若い頃修行し、壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした後、また戻ってきた(この寺の釣鐘はその弁慶が大山寺から一夜でここへ持ち帰ったものという)という伝説がある。だからこのようなものがあってもいいとは思うのだが、雰囲気をこわさないようにもう少し置く場所を考えたほうがいいのではないだろうか?


鰐淵寺4 鰐淵寺5

鰐淵寺6

一方、左へ行き、浮浪の滝を目指すと、まずなかに敷かれた石を利用して小川を渡る(上左写真)。そこから狭いがけ沿いの道を注意しながら歩いて数分で「浮浪の滝」(と思われるところ)へ着く。夏で滝はほとんど枯れていて、滝壷もこんな水溜りがあるだけであった(上右写真)。昔、開祖智春上人が浮浪の滝のほとりで修行をしていたとき、滝壺に落とした仏器を鰐(ワニ)が鰓(エラ)に引っ掛け奉げたという故事から「鰐淵寺」という名前がついたらしいのだが、この水溜りではワニもすめない。上を見てみると、岩をくりぬいて作られた蔵王堂がある(下写真)。本当ならこの蔵王堂の前を上の岩の割れ目からいきおいよく水が流れ落ちているはずである(このページにその写真が載っている)。そのころもう一度来ることにしよう。


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