Yamasaki 2008年7月・8月の我が家の出来事-17



サロン・コンサート再び

米国駐在に行く前に2回紹介している(このページこのページ)が、徹は、日本のクラシック音楽界の新進若手演奏家を会社の工場のホールに招いて演奏してもらうという活動を行っている「サロン・コンサート」の会員である。駐在から戻ってからは、忘れていたし忘れられていて、参加してこなかった。ところがこの夏久しぶりに声がかかり、淳子とともに参加した。

サロン・コンサート1 サロン・コンサート2

今回は、「ドイツ歌曲リサイタル」と名うっての、山崎法子さん(左写真右側:左側はピアノ伴奏の村上藍さん)と小島芙美子さん(右写真右側:左側はピアノ伴奏の稲葉千恵さん)2人の素晴らしいソプラノを聞かせていただいた。特に山崎法子さんは体格も良く声量があって声質もつややか、安心して楽しむことができた。 コンサートの後、近くのカフェで、彼女たちとの会話も楽しんだが、そこで山崎法子さんのお母様が松江市に住んでおられること、ドイツとオーストリアの国境の街パッサウに行ったことがあること、というなかなかありえない2つの共通点があることを知った。

パッサウについて言えば、徹にとっては、学生時代のヨーロッパ旅行でハプニングがあった思い出の町である。その日の夜にドイツ(確かローテンブルグだったと思う)からウイーンにはいるつもりが、列車がどういうわけかパッサウで止まってしまった。仕方なく駅で地元の英語を知っている人を探し出してその人の車で近くのユースホステルまで連れていってもらい、何とか泊めてもらって朝起きて出てみたらそこが丘の上に建つ、建物も眺めもとても素晴らしいお城(領主の館)だったのでびっくりしたという話である。

パッサウ1 パッサウ2

パッサウ3 パッサウ4 パッサウ5

アルバムを引っ張り出して見たら、パッサウで何枚か写真を撮っているので、色あせているものの載せておく。まず、朝丘を歩いておりていくときに振り返って見たお城(上左写真)。朝もやでけぶっている。パッサウはドナウ川に支流のイルツ川とイン川が合流する町であるが、これがイルツ川とドナウ川の合流点である(上右写真)。手前右側からイルツ川が、向こう側のドナウ川と合流している(もう少し左へ行くと、さらに向こう側からイン川が合流してくる場所がある)。そして、街の中を歩いていくと、こんな路地がある(下左写真)。「Zur Blauen Donau:青きドナウへ」、素晴らしい! それから駅へまっすぐは行かないで、どういうわけかセント・ステファン大聖堂に寄っている(下中写真:今回初めて知った。覚えていなかった)。大聖堂の中もなかなか豪華である(下右写真)。なお、この写真の奥に写っているパイプオルガンは世界一の大きさらしい(柱に隠れて写っていないが、その両側にも広がっているらしい)。

一方山崎法子さんのほうは、そこの国際声楽コンクールに出場して入選したとのことである。彼女のホームページには、そのパッサウでのコンクールのページがある(このページ)が、そのページの上から7段目の左側の写真に写っている丘の上の建物がそのユースホステルだと思う。


次ページ


2008年の出来事

ホーム