2008年7月・8月の我が家の出来事-3
舞鶴引揚記念館-3
前々ページで「岸壁の母」端野いせさんの息子さんの後日談について書いたときに述べた「なみ月」については是非紹介しておきたい。舞鶴駅から北へのびる大通りから一本横道にはいったところにその素晴らしい店「なみ月」はある。「なみ月」は、実はインターネットのクチコミにつられて行ってみた店である。そのクチコミの主は「このお店があるから毎年札幌から舞鶴へ行く」のだという。
舞鶴市は「引揚記念館」より「赤れんが倉庫群」を第一の観光の目玉にしているようなので行って見た。その中心「赤れんが博物館」(写真)では、れんがの歴史、世界各国のれんがなどを展示している。しかし本当に申し訳ないが、ポイントが定まっていないような気がした。例えば、せっかく第2次大戦のドイツに関連したれんが(アウシュビッツ収容所のれんが、ベルリンの壁のれんが、は印象に残った)があるのだから、「平和」をテーマとした展示に衣替えをしたらどうだろうか? そうすれば「引揚記念館」とテーマとしての連携をとれることにもなり、「鶴」という「平和」を象徴する鳥を名前の一部にしている都市にはぴったりだと思う。
最後に、舞鶴という美しい名前の都市に似合う風景が望める場所が「引揚記念公園」とは別にもう一箇所あるので紹介しておく。それが五老岳の頂上の展望台である。そこにある50m「五老スカイタワー」の展望室からの景色も「近畿百景第1位」に選ばれただけあって素晴らしい(タクシーの運転手は「松島よりいい」と言っていた)が、ちょっと残念なのはガラス越しの展望になること。頂上展望台からの眺めも十分、舞鶴湾(「引揚記念公園」から眺める舞鶴湾は、この写真の右端の入り江の奥になる)と舞鶴市内の見事な景観を満喫できる(写真)し、鳥のさえずりや風のさわやかさも楽しむことができてとても心地よい。