2008年7月・8月の我が家の出来事-4
京都・城崎-1
舞鶴引揚記念館を訪問する前に、学生時代の友人宅(滋賀県草津市)へ一泊させてもらい、奥様のおいしい手料理を肴にしたたかに飲んだ。そして次の日、友人と一緒に懐かしい京都へ行くことにした。飲んでいるときに決まったようなのだが(よく覚えてはいない)、奥様が食べてみたいと言った京大で売っている「総長カレー」を買うこと、奥様の薦める京大時計台の中にあるレストランで食べること、そして奥様の大好きな一保堂の玉露を買ってくることが「任務」である。
朝遅く起きたうえにその日のうちに舞鶴までいかねばならなかったので、京都駅に着いたらすぐタクシーで京大へ行った。京大本部の中には、正門横にカフェレストラン「カンフォーラ」が、時計台の中にフランス料理店「ラ・トゥール」ができている。どうやら「総長カレー」は「カンフォーラ」のメニューで、それが評判になってレトルト化して売りに出されたらしい。時計台の中の京大グッズを売っているコーナーにおいてあるのを「ラ・トゥール」で順番待ちをしているときに発見して購入することができた。最初の任務は完了である。

さて、順番待ちをした「ラ・トゥール」の入り口には、メニューだけではなくて、ワインが無造作にかごに入れられて置いてあり(上左写真)、徹が被っているキャップをもらった米国カリフォルニア州ロス・ガトスのフレミング・ジェンキンス・ワイナリー(このページ)ばりに心憎い。店内はご覧のとおり、かなり明るくてシンプル、素敵な絵もかかっている。調味料や水のたぐいは真ん中の丸いテーブルにまとめておいてある(上右写真)。コース料理もシンプルで素材の味を生かしたとてもおいしいものであった(下左写真:前菜の盛り合わせ)。2番目の任務も完了、この次の大学の同窓会はやはりここだろう。なお、「ラ・トゥール」の正式な入り口は時計台の正面向かって左横のようである(下右写真:意図的に画像を荒くしてある)
帰りに、30年前の卒業式のあとに記念に写真を撮った位置と同じ時計台の前で2人で写真を撮ってもらった。そして新旧2枚の写真を並べて見ると、その違いからよけいに昔がなつかしく思い出される。木が小さかったのは当然だが、時計台に「竹本処分粉(砕)」と書いてある。学生運動が華やかなりし時代であった。また、2人とも「とても」若かった(左右反対に並んでいる)。中央に写っている友人は、今千葉にいる。この次3人が集まったら、並び方も昔と同じにして撮ってもらおう。
そのあと、またタクシーで寺町の一保堂へ。店内の喫茶室「嘉木」で2ヶ月前(このページ)と同じく、まろやかでおいしいお薄をいただき、玉露を購入、最後の任務も完了した。なお、今回は高校の同級生である女将に会うことが出来、いくつか素敵なおみやげもいただいた(写真:袋に詰めてくれている女将)。
そして、一保堂からまたタクシーで京都駅まで飛ばしてもらって、なんと発車30秒前に舞鶴行きの電車にそれこそ「飛び乗る」ことができた。