２００８年１１月・１２月の我が家の出来事－１０
ベニス－５
ホテルは、「旅情」でジェーンが泊まったような中心街にあるホテルではなく、サンマルコ広場の東の方だったが、インターネット接続ができなかった点を除くとなかなか良かった（左写真：左上の小さな窓のある部屋に泊まった）。昔の貴族の家を改築したものだそうで、室内にはシャンデリアとしゃれた鏡がついていた。また２階の大広間で朝食をとるのだが、その席がまた心憎い（右写真）。
３０年前宿泊したのは、スパゲッティ屋の２階でしかも旅の途中で一緒になった学生とシェアしていた（と思う）。店の親父と３人で店の前で撮影した写真が残っている（写真）。この店がどこにあって、今どうなっているかはわからない。店の親父が「Eat! Eat!」と言って、おいしいボンゴレ（そのとき初めて食べた）をたくさん食べさせてくれたことだけはよく覚えている。
「旅情」で一番ぐっとくるシーンはやはり最後の場面だろう。走り去る列車の窓からジェーンが、駅のプラットフォームを走って追ってきたレナートに対して手を振る。そのヴェネチア・サンタルチア駅である（写真）。
しかし映画とは違い、今回利用するのは高速「ユーロスター」ある（下左写真）。やはりファッションの国イタリアだけあって、かっこいい。中は通路を挟んで左右２列、向かい合わせの４人がけの席の真ん中には折りたたみ式のテーブルがあって、なんとコンセントもついている（下右写真）。