Yamasaki 2008年11月・12月の我が家の出来事-7



ベニス-2

映画「旅情」では、骨董屋のショーウィンドウにあった赤いゴブレットが気に入り、店に入ったところ、偶然にもその店の主人がサンマルコ広場で会ったレナートだった、、、とストーリーが続く。今回は、サンマルコ大聖堂、ドゥカーレ宮殿、ため息橋、ベネチアン・ガラス工場をめぐるツアーに参加したのだが、その最後のベネチアン・ガラス工場で、赤いゴブレットならぬ赤いワイングラスを買わされそうになった、という直接的には「旅情」とは関係ない話が続く、、、

ドゥカーレ宮殿1 ドゥカーレ宮殿2

サンマルコ大聖堂に隣接するドゥカーレ宮殿は、豪華絢爛たる建造物で、現在はヴェネツィア国際映画祭の会場としても知られている。まずは中庭で隣接するサンマルコ大聖堂をバックに撮影(左写真)して、建物内部にはいった。階段からして豪華で、大理石装飾の天井右写真)や階段そのものにも装飾が施されている。そして2階の各部屋は、ティントレットやヴェロネーゼ(模写が多く、「本物はフランスに持っていかれた」とヴェローナ出身のガイドは怒っていた)などの著名な画家が描いた大きな壁画・天井画で埋め尽くされていた(撮影禁止)。


ドゥカーレ宮殿3 ドゥカーレ宮殿4

宮殿内の裁判所と牢獄を結ぶ有名な「ため息」橋(判決を言い渡された囚人たちがこの橋を渡る時、窓からそとの美しい景色を見て二度とこの世に戻ってこれないのだろうとため息をついたところからついた名前)は現在修理中で、そとを見ても前方の景色は見れるものの、両側の建物の壁は自動車会社の広告で覆われていて昔の囚人が感じた気持ちになれない(左写真)。左写真の中に写っている外の橋から「ため息」橋をみると実はもっと悲しくて、両側だけではなくて橋の上下にも広告があることがわかり、本当に「ため息」が出てしまう。修理費用を出しているスポンサーの広告ということで他にもいろいろな修復中の建造物で見かけたが、もっと周囲と調和するような広告にしないと、逆効果になると広告主は知るべきだろう。


いなや5 いなや6

ベネチアン・ガラス工場といってもガラス製品を売っている店の奥にある小さな「工房」という程度のところである。ちょうど赤いゴブレット(?)を作っているところだった(左写真)。ここで流暢な日本語でいろいろ楽しい話をしてくれたガイドと別れるということで淳子と記念写真(右写真)。さて、このあとたくさんのワイングラスが置いてある部屋につれていかれ、何十万円もするセットから1万円程度の単品までいろいろと見させてもらったが、徹たちは何も買わなかった。ただその部屋の外においてあった2000円程度の置物を気に入ったので求めた。しかしこれも失敗だったのを後で知った。その日の夜リアルト橋周辺にあるみやげ物やにそれとまったく同じものが500円程度で売られていたのだ!


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