Yamasaki 2009年11月・12月の我が家の出来事-23



京都市内(清閑寺、将軍塚大日堂、千本釈迦堂、石像寺、青蓮院)-6

青蓮院1 青蓮院2

夜、青蓮院の国宝「青不動明王」を見に行った(左写真)。青蓮院での青不動ご開帳は創建以来初めてで、過去には「大阪万博」をはじめ3度しか公開されてないという秘仏。園城寺(三井寺)の黄不動、高野山明王院の赤不動とともに三不動と言われているらしい。

しかし、まず参道の右脇にある大木の素晴らしさに目を奪われる(右写真:但し素晴らしさを全然伝え切れていない)。学生時代も含めて何度か青蓮院にはきたことがあるのに、気がつかなかった。なんという生命力と堂々たる姿!


青蓮院3 青蓮院4

中に入ると、延暦寺根本中堂入り口の前で見た最澄の『山家学生式』の一節が書かれた屏風が迎えてくれた(左写真)。

「国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝と為す。故に古人の言わく径寸十枚(けいすんじゅうまい:宝石10個のこと)是れ国宝に非ず。一隅を照らす、此れ則ち国宝なりと」

青不動明王の絵自体は薄暗い部屋の中で見たために、その迫力ある画像をあまり良く理解できなかった。しかし、別室にあった掛け軸に書かれた「悪行や煩悩を滅し、魔障を払う」青不動明王にちなんだ門主の言葉は、よく理解できた(右写真)。

「むさぼる心、憎しみの心、怒りの心に負けず、感謝の心と人への思いやりを忘れず、己の中の仏の心を信じて唱える、南無大聖大悲、青不動明王」


釘抜地蔵5 釘抜地蔵6

ライトアップされた庭園にも降りて散策した。庭の背景がなにやら青白く光っていて幻想的だ(左写真)。そこまでいってみるとライトアップされた竹林だった(右写真)。



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