２０１３年３月・４月の我が家の出来事 - ５
富山旅行 - ５
桝田酒造のお店の前の通りが、実は北前船で栄えた、岩瀬の中心街である。これはライオンズクラブの事務所だが、昔からの家を利用している（左写真）。その細く切った竹でできた戸をよく見てみると、竹の節がきれいに合わせてあってリズム感を生み出している（右写真）。
北陸銀行も同様の戸を持つ（左写真）。また別のこの家では、同じ戸が車庫のシャッターに使われている（右写真）。つまり、この通り全体がこのデザインを基調にしていることが良くわかる。すばらしい街づくりだ。
そして、この通りの中心となる家が、国の重要文化財に指定されている、北前船回船問屋の森家である（左写真）。中にはいらせてもらえたが、玄関（右写真）から裏の船着き場に通じる土間廊下に沿って母屋、土蔵などが配されている。屋久杉の板戸、能登産黒松のはり、など各地の富を集め明治11年に建築されたもので、棟梁は京都の東本願寺を普請した親方を呼び寄せたとのことである。