２０１３年１１月・１２月の我が家の出来事 - ５０
オーストリア - ５０
さらに、脚本「Ernest Lehman」と監督「Robert Wise」のタイトルバックには、コレーギエン教会（左写真）の丸い塔の写真が使われていた。この教会は、撮影地点の反対側（大学広場）から見上げた姿も撮影しているので載せておく（右写真）。
ところで、映画に使われた写真には、このコレーギエン教会の丸い塔だけではなく、その右側に、間近に獅子の像が写っている。高さや位置関係を考えると、コレーギエン教会の近くにある何かの建物の屋根の上に獅子の像があり、そのすぐ背後から、獅子も入れてコレーギエン教会の塔を撮っているようである。
実はその屋根の上にある獅子の像を、偶然にも撮影していた（左写真）。この写真の右上部には、後で紹介するザルツブルグ祝祭劇場の端が写っているが、その屋根の上を拡大して見ると（右写真）、正面に楯を持った獅子の像が写っている。ザルツブルグ祝祭劇場の、道をはさんで反対側にコレーギエン教会があるので、映画に使われた写真は、ザルツブルグ祝祭劇場の屋根の上から撮影したことになる。
そして最後のタイトル「Salzburg, Austria, in the lst Golden Days of the Thirties」が出たときの背景に使われたのが、このメンヒスベルクの丘の展望台から望む、ホーエンザルツブルグ城と市街の景色である（写真。真ん中に流れている川がザルツァッハ川で、その右側の小高い丘の上にあるのがホーエンザルツブルグ城）。この景色は、映画の中では後でもう一回、マリアとトラップ一家の子供達が有名な「ドレミの歌」を歌う場面のひとつとして登場する。
ザルツブルグのシンボル、ホーエンザルツブルグ城のアップ（写真）。