Yamasaki 2001年7月・8月の我が家の出来事-2


オリンピック国立公園(徹)


去年の夏ニューヨークからの帰りにアメリカン航空のダブルブッキングがあり、そのときに後の便に変えた見返りとしてもらった200ドル相当の無料航空券が期限切れを迎えることがわかったため、週末を利用してちょうどその金額でいけるところとしてシアトルに飛んだ。シアトルは今年学会で行ったことがあったのだが、そばにオリンピック国立公園があり、そこを訪れてみようと思ったからである。

Mt. Rainier


アメリカン航空なので、サンフランシスコ空港ではなくサンノゼ空港である。朝早くサンノゼ空港に行き、車を置いて飛行機にのった。シアトル空港に着いたら、早速レンタカーで市内のフェリー乗り場に向かう。オリンピック国立公園はオリンピック半島にあり、そこにはシアトルからはフェリーで行くのが近いからである。地図でちゃんと調べてなかったので、高速道路を手前で降りてしまったり、行き過ぎてしまったりでかなり時間がかかってしまったが、それでも夕方のフェリーに乗ることができた。これはそのフェリーの船上からマウント・レーニエを撮影したもの。本当に「タコマ富士」と呼ばれるのがよく分かるすばらしい姿である。近くで見るよりよっぽどいい。(今年の春にマウント・レーニエを訪れたときの写真がこのページの下部にある。)

Hurricane Ridge

Hoe Rain Forest Olympic Coast


その日はポート・エンジェルスという港町に泊まり、次の日の朝ハリケーン・リッジという素晴らしい眺めの場所へ行った(上段の写真)。そこは180度の視界でこのような氷河をいただいた山々が見えるところである。そこから今度は温帯雨林ホー・レイン・フォレストに向かった。ここまでが遠い。延々4時間近く走ってようやくその、苔がまつわりついた木々からなる森についた。ここではその木々よりも、清らかな水の流れのほうに感動した(下左の写真)。そこから1時間ほどで海岸に出て、夕日を見ることができた。ここの海岸は、流木で有名である(下右の写真)。

Mt. Baker


その夜は、フォークスというところまで戻って泊まり、3日目は朝から一路シアトルを目指した。その途中、高速道路を走っている時に、マウント・レーニエよりもっと富士山に近い形の山が見えたので、高速を下り高台まで出て撮影した写真がこれである。かなり遠いのではっきりとは見えないが、手前の砂州を含めて大変日本的な風景である。近くで家を作っていた大工に聞いたらマウント・ベーカーという山だということであった。
6時間は運転しただろうか、その日の夕方近くにフェリーにのってシアトルに戻り、結局ホテルへ着いたのは真夜中になってしまった。かなりの強行軍であった。



次ページ


2001年の出来事

ホーム