２００３年１１月・１２月の我が家の出来事－２
天安門を過ぎて、紫禁城にはいっていく。ここはその中心、皇帝が執務する太和殿であり、映画でもよくでてくる場所である。石階段には龍の彫り物がしてあり、広い庭とあいまって、昔の栄華を思い起こさせる。
徹の父親は何度か中国へいっているが、天壇については油絵を書いている。よほど気に入ったのだろう。そこはまた世界遺産にも指定されているすばらしいところであった。中心にある祈年殿は、日本にはない円形の巨大な木造建築、実に堂々とした威容である。コバルトブルーの瑠璃瓦そして内部の極彩色の柱や壁も美しい。
この祈念殿を中心とした天壇「公園」であるが、これが広い。北の門からはいって５分で祈年殿、そこから南側の門をくぐって長い石畳の道を歩くこと１０分で圜丘（その名のとおり、円形の丘）、そして５分で南の門、と結構な道のりであった。