Yamasaki 2004年7月・8月の我が家の出来事-6



島根ーしおさいロード(2)

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しおさいロードのスタンプを集めるためだけに、大田市の「ロード銀山」(左写真)と仁摩町にある「サンドミュージアム」(右写真)の玄関に立ち寄った。「ロード銀山」は世界遺産の候補地になっている大森銀山(盛時には日本の銀生産の8割を産出していた)にいく道にちなんでつけられた名前だろう。「サンドミュージアム」外観のピラミッドは『エジプト・クフ王のピラミッドの墓室の中にあったと言われる鳴り砂と、そばの「琴ヶ浜」の鳴り砂がよく似ている』ことからきているとのこと。鳴り砂とはこすれあって音を発する砂のことで、毅と遼が小さいときに「琴ヶ浜」に海水浴にきたことがあるが、たしかにきゅっきゅっといい音がしていた。そのときには「サンドミュージアム」の中にもはいったが、1トンの砂を一年かけて落とす世界最大の砂時計がある。


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スタンプラリーでは5箇所まわると、記念品がもらえる資格ができるようになっている。あとの2箇所は徹の祖父母の墓がある温泉津で選んだ。「やきものの里」と「ゆのつふれあい館」である。温泉津は良質な粘土を産し、昔から瓦(「石見瓦」と呼ばれる)や水瓶(「はんど」と呼ばれる水瓶が有名)などをつくってきており、現在でも「椿窯」などのいくつかの窯が活動している。そして、「やきものの里」は、それこそ「石見瓦」を連ねた15段(延長30メートル)の「登り窯」が美しい(写真)。また温泉津町でとれる珪砂は大変良質で、ウイスキーびん等産業用ガラス製品に使われている。「ゆのつふれあい館」には、その温泉津町珪砂で作られたワイングラスなどが売られているが、今ひとつデザインが垢抜けていないのが残念である。

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徹は小さいころ、夏休みや冬休みになると温泉津で祖父母がやっていた旅館(「いなや」といった。今は取り壊して駐車場になっている)に泊まりにきて、夏は祖父母や一緒にきていたいとこと魚釣りや海水浴に、冬は近所の旅館の子供たちとトランプや花札をして遊んだ。そして海水浴にきた場所が「櫛島」である。写真でわかるように、島といっても5mほどの橋で陸とつながっているだけである(橋の向こう側が櫛島)。この橋の左側が陸地との間にある「内海」で、穏やかな波で家族連れの海水浴に適したところである。橋の右側は「外海」で深く、魚釣りに適している(本当は島の向こう側がよく釣れるとのこと)。地元の子供はこの橋の上からドボンドボンと海へ飛び込んでいたが、岩にあがるときに注意しないと「うに」のとげが足の裏にささるので、徹は飛び込んだ記憶はない。なお、昔は温泉津港から船できたものだが(船着場は写真の左側に写っている「内海」島側にある)、今は立派な道路がこの橋の手前側にあるキャンプ場までついている。



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