Yamasaki 2006年9月・10月の我が家の出来事−3



松本・上高地・安曇野−2

kamikouchi kamikouchi2

次の日は朝早くから上高地をめざした。連休だったので、混雑が始まる前に大正池までいこうという計画だった。その計画は良かったものの、高度があがるにつれて雨模様となり、大正池も向こう岸は雨にかすんでいた(左写真)。河童橋からの眺めもご覧のとおり山々は見えなかった(右写真)。徹の父も上高地のよさを語っていたが、その死を悲しんでいたのかも知れない。

昼食は、近くの奈川村の「福伝」というそばやで奈川の名物料理「峠路(とうじ)そば」をいただいた。これがうまい。大きなお鍋にきのこや山菜、野菜を煮込み、小割りしておいたそばを「とうじカゴ」(ちいさなざるが先についたひしゃくだと思えばよい)に入れて、さっと鍋でゆがいて具ごとお椀に入れていただく。そして最後にご飯と卵をお鍋にいれておじやにしていただくのが通だそうである。

「福伝」からもう少し野麦峠の方にいって横道をはいっていくと、これまたおいしいチーズを作っている「清水牧場」がある。ここで飲んだヨーグルトが今まで味わったことがないようないい味がしたので、思わずヨーグルトだけではなく「山のチーズ」や「森のチーズ」などたくさんの注文をしてしまった(後日家に届いたときにそれらチーズをいただいたが、どれも濃厚な味でとてもよかった)。


chihirokanchihirokan2

安曇野のいわさきちひろ美術館へ行った。この美術館は展示物もよいが、市民の憩いの場となっている庭(「安曇野ちひろ公園」というそうだ)がすばらしい。


出雲路講座(1)

izumojikouza

島根県主催の「事前学習型」観光セミナー「学んで旅する”ご縁ツーリズム”出雲路講座」の連続講演会があり、第1回目に行ってきた(月1回で全7回。そのうち3回は既に予約は満杯で、4回しか予約できなかった。)。講師は島根県平田市(今は出雲市平田町)出身の映画監督錦織良成氏で、題は「足元に眠る宝もの」。監督が2002年に故郷平田市を舞台とした映画「白い船」(ミニシアター邦画作品部門の全国興行成績1位とのこと)を撮影しに島根県に戻ったときに、あらためて平田市周辺の「宝物」に気が付いたとのことで、その「宝物」の話だったのだが、とても面白くておもわずメモをとった。例えば十六島(ウップルイ)ののりは100グラム13000円もするとか、韓釜神社は感動的とか、湯村温泉ではしみが消える、とか知らないこともたくさんあった。

(後日、錦織良成氏の監督作品「白い船」をDVDを借りて家で見た。感動的な作品だった。平田市の「塩津小学校」の子供たちが沖を定期的に通る大きな白い船を発見し、それに乗ってみたいという希望をいだき、「最後には」実現する、という実話をベースとしたストーリーである。「最後には」と書いたのは、実現するまでに大きな壁があったということで、それを突破するには少年たちの「とっぴな行動」が必要だった。その「とっぴな行動」の顛末のシーンが山場で、希望をかなえた子供たちが乗った白い船が「塩津小学校」の沖を通るシーンとともに感動的で涙をとめることができない。このストーリーを軸に、主人公の子供や教師の成長が描かれており、最後のシーンもこれからの希望を抱かせるいい終わりかただった。)


研究所の組織変更

10月1日から徹の研究所のミッション及び名称が変わり、米国のIT研究所とは独立した組織になった。このページにあるように、毎週定期的に米国のIT研究所長とTV会議を行なっていたが、それもなくなった。なお、新しい研究所名は米国のIT研究所と統合される前の研究所の名前である。




2006年9月・10月の我が家の出来事


2006年の出来事

ホーム