Yamasaki 2007年5月・6月の我が家の出来事−8



長崎・ハウステンボス (3)

崇福寺

興福寺1興福寺2興福寺3

長崎は教会がいいが、寺も素敵である。長崎で「唐寺」と呼ばれる崇福寺、興福寺、福済寺、聖福寺4つの寺のうち、いかにも中国風の崇福寺(上写真:三門)と、堂々とした趣の興福寺(下写真)を訪問した。長崎の唐寺は、市民の15%が中国人だった江戸初期に、彼らが出身地別に建立した、ともキリスト教弾圧下では仏教徒であることを示す必要があったために建立した、ともいわれている。

オランダ坂 グラバースカイロード

グラバー邸

長崎は「坂の街」といわれる。その象徴が「オランダ坂」であろう(上左写真)。この坂を上ってくる車が何台もいたが、サンフランシスコのロンバードストリートのように曲がりくねった坂道にする必要があるのではないか、と心配になるほどの急な坂である。
あとびっくりしたのは、「グラバースカイロード」である。地図の上では路面電車の駅近くから「グラバー園」へいく「道路」となっているのに、実際は“斜めに動くエレベーター”という代物である(上右写真:乗口)。
さてその坂の上にあるグラバー園であるが、高台にあって眺めもよく趣がある。素敵な邸(下写真)を建てたグラバーという人は、単なる貿易商には留まらず、武器の輸入などを通じて薩長の勤王志士を応援し、明治維新に大きな影響を与えたという。またグラバー邸はオペラ《蝶々夫人》ゆかりの地でもあるとのこと。グラバー家とも交友があった宣教師の妻の日本での見聞をもとに、その弟が小説『マダム・バタフライ』を発表し、戯曲化され、それをプッチーニがオペラ化したということである。園内には、世界的なオペラ歌手三浦環の像やプッチーニの像がある。


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