2009年5月・6月の我が家の出来事-10
京都「春の特別拝観」- 10
法然院のすぐ南隣にある「春の特別公開」安楽寺に行った。ここは松虫姫と鈴虫姫にまつわる悲しい寺の縁起とともに素敵な庭を持つ。
山門へのアプローチ(左写真)と、山門からの庭の眺め(右写真)。
「容姿端麗で後鳥羽上皇の寵愛を受けていた松虫・鈴虫姉妹は、法然上人の弟子にあたる住蓮と安楽の二人の説法を聞き感化され、上皇が旅行中に両人のもとで出家した。この事を知った上皇は、住蓮・安楽を死罪にし、法然と親鸞をはじめ多くの弟子を流罪にした。後に京都へ召還された法然上人は、二人の弟子の菩提を弔うために「住蓮山安楽寺」と名付けた。」という寺の縁起を本堂で聞き、書院の床の間で、その物語を書いた図と、住蓮上人が松虫姫を、安楽上人が鈴虫姫を剃髪する図を見る(写真)。
そして、住蓮上人と安楽上人の墓(左写真)と松虫姫と鈴虫姫の墓(右写真)。
素敵な書院の庭(左写真)。本堂から書院にいたる廊下の長いすに活けられていた花も素敵であった(右写真)。