Yamasaki 2009年5月・6月の我が家の出来事-8



京都「春の特別拝観」- 8

大徳寺は何度か行ったことがあるが、今回は今まで行ったことにない黄梅院と興臨院が「春の特別公開」だったのでその2つの塔頭の庭を見せていただいた。


かね井 茶洛"

JR東福寺駅から京都駅へ戻り、市電を利用して大徳寺へ向かった。大徳寺最寄の停車場で市電を降りてから、まず昼食をとった。インターネットで評判が良かった「かね井」というそばやである(左写真)。インターネットには、「必ず1時間は並ぶので、その間に近くの「茶洛」でわらびもちを買うと良い」と薦めてあったが、そのとおり確かに1時間以上並び、その間に「茶洛」(右写真)でわらびもちを買った(行列のひとつ前で並んでいた夫婦も「茶洛」でわらびもちを買っていた!)。確かに両方とも、とてもおいしいそばでありわらびもちであったが、時間が大切な観光客にとって1時間待ちはつらい。もうこないだろう。


黄梅院1黄梅院2

黄梅院では、山門から本堂へのアプローチ的な庭園でさえ苔の緑が美しく、特別公開中の庭にはかなり期待したのだが、利休作庭の「直中庭」は普通の庭。また本堂前にある「破頭庭(はとうてい)」と呼ばれる庭は、直線で区切られた手前半分の一面の砂と、向こう半分の一面の苔の中に2つの石、というそのシンプルな構図が素晴らしいのだが、その苔がやはり枯れて赤茶色に変色していたため今ひとつだった。ただ、本堂裏の「作仏庭」(写真)という、滝(右側の奥にある2つの石の間)から流れ出た水が広がっていくさまを描いた庭は、本堂の周りを通って「破頭庭」に続いているという雄大なものであった。


瑞峯院は、残念ながら撮影禁止だったので写真はない。ただ、いずれも重森三玲作庭の、方丈北側の「閑眠庭」、方丈南庭「独坐庭(どくざてい)」、中庭の「茶庭」いずれも素晴らしい。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に「閑眠庭」と「独坐庭」の写真が載っている(このページ


今宮神社1 今宮神社2

さて大徳寺の北側に、今宮神社という、出雲大社に縁が深い神社がある(左写真:本殿)。大国主命、事代主命(大国主の子)、櫛稲田姫命(スサノオの妻)の三柱を祀る神社なのだ。当然おまいりした。境内には「阿保賢(あほかし)さん」という不思議な石がある(右写真:赤い座布団の上に石がのっている)。持ち上げると大変重いのだが、願いを込めて三度撫ぜて持ち上げて軽くなれば願いが叶うというのである。もちろん徹も淳子も石が軽くなったと感じた。


今宮神社3 今宮神社4

それから、境内出たすぐのところに、道を挟んで2軒向かい合って有名なあぶり餅を売っている店がある。どちらも大差ないようなので、右の店「かざりや」で食べた(左写真)。名前のとおり小さな餅をあぶってたれをつけて食べるだけなのだがおいしい。扇風機を使って冷やしながらあぶるのもおもしろかった(右写真)。


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