Yamasaki 2009年5月・6月の我が家の出来事-9



京都「春の特別拝観」- 9

最後の日は、まず「哲学の道」を歩いて、徹の好きな法然院に行った。


法然院1 法然院2

法然院は7年前の同じ時期に訪れている(このページ中段・下段)。そのときは閉門直前だったので撮れなかった、開いている山門の内側に向こう側が素敵な構図の写真を載せておく(左写真:山門へ向かってのアプローチ、右写真:門の内側より)。


法然院3

雨が降った直後だったので、白砂壇(びゃくさだん:白い盛り砂)とそのまわりの緑もとてもきれいだった(写真)。


法然院4 法然院5

今回とても驚いたのは、緑の木々にからみあって大きくなった藤の花がきれいに咲いていたことである(左写真)。この写真は全貌を表してはおらず、実際はもっと山の高いところまで藤の花が木々の緑の中に見えていた。また、椿の葉を伝って水を滴り落とす素敵なアイデアの雨水鉢!(右写真:昔からそうしていたようである)


法然院6

上を見ると、ほんとうにきれいな木々の緑であった(写真)。

なお、本堂前には住職の法話の内容とか住職が日頃から気に入って切り抜いていた新聞や本の一節のコピーが置いてあった。その中のひとつに養老孟司氏が書いていた「言葉と現実」という以下のような文があり、持って帰った(京都新聞4月27日夕刊)。

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小学生のときに、それまで使っていた国語の教科書に先生にいわれて墨を塗った。言葉とはその程度のものである。現実を補完するだけである。立派に実れと声だけかけたって稲は実らない。

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そして、後日東京へ帰って本屋でふと手に取った「読まない力」という氏の最新作の前書きに同様なことが書いてあり、買って読んだという後日談。縁であろう。


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