2009年11月・12月の我が家の出来事-12
比叡山延暦寺-3
さて次の日の朝は、暗いうちから起きて、根本中堂で法話を聞いた(左写真:法話が終わって出たとき。既に明るくなっている)。法話の中では、本尊薬師如来像の前にある「不滅の法灯」に関する話が印象に残った。「不滅の法灯」は開祖最澄以来1,200年もの間一度も油を断たれることなく灯り続けているのだが、その間、実は一度信長の焼き討ちにあって消えてしまったとのこと。しかし、山形の立石寺に分灯されていた法灯を分けることにより再び復活させたとのことである。分灯しておくとはすばらしい知恵だと思う。また、この法灯の「油を断つな!」という教えから「油断(大敵)」という言葉が生まれたそうである。
そばの階段の上にある文殊楼から見降ろした根本中堂(左写真)と、延暦寺会館側へおりてから見た文殊楼とそこへ至る階段(右写真)もなかなかいい。
東塔エリアには、その他に大講堂や阿弥陀堂があるが、建物としては扉の文様が素敵な戒壇院がいい(左写真)。大講堂へいく階段の横にきれいな紅葉があった(右写真)。