Yamasaki 2009年11月・12月の我が家の出来事-13



比叡山延暦寺-4

延暦寺10

  延暦寺11延暦寺12延暦寺13

車で西塔エリアへ。その中心は釈迦堂である(上段写真)。

しかし、駐車場から釈迦堂へいく前にある、2棟の全く同形の堂、常行堂・法華堂が、その一角にある苔の美しさも手伝って趣がある。ここで修行していた弁慶が渡り廊下を天秤に見立てて両堂を担いだという伝説から、二つ合わせて「担い堂」とも呼ばれている(下段写真)。特に常行堂は、中央の本尊の周りを読経しながらぐるぐる回る「行道」を行うところである。かったのだろう。そして法然(浄土宗開祖)、一遍(時宗開祖)、日蓮など多くの鎌倉仏教の祖師達も、「不滅の法灯」を守りながらこの修行を受けてきたのである。同じ修行を積んでもさまざまな宗派の発生を許す柔軟性、そこが延暦寺の凄いところだと思う。結果として、延暦寺は日本の仏教研鑽の中心地となった。


延暦寺14

そして横川エリア。駐車場ではテントを張って無料の大根炊きが行われていて、おいしくいただいた(写真)。


延暦寺15  延暦寺16

現在の横川中堂は鉄筋コンクリート造で再建されたものであるが、石垣や杉木立まわりの雰囲気はいい(左写真、右写真)。


延暦寺17  延暦寺18

比叡山中輿の祖・元三大師の住房跡である元三大師堂(左写真)。おみくじ発祥の地である。また、門のそばに「角(つの)大師」の碑がある(右写真)。 元三大師が疫病の神を退散させようと座禅をくんでいるときの姿であるとのこと。この札を門に貼ればあらゆる病気や厄難から逃れることができるという。



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