Yamasaki 2010年7月・8月の我が家の出来事-3



足立美術館

1981年以来、ほぼ30年ぶりに足立美術館に行った。「美術館」としては130点におよぶ横山大観の作品をはじめとする日本画で有名だが、最近はとにかくその庭園で世界に名をとどろかせている。米国の日本庭園専門雑誌のランキングでは、なんと桂離宮を抜いて8年連続で日本一に選出されているし、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも三つ星である。

足立美術館1 足立美術館2

廊下を歩きながら壁にある大きなガラス窓から庭を眺める、というのが足立美術館の庭園鑑賞の基本的な形式である(左写真)。「庭園もまた一幅の絵画である」という足立全康氏の考えにもとづくようだ。まず最初に見えるのが、苔庭(右写真)。この写真もガラス窓越しである。


足立美術館3

しかし、30年前はこの苔庭に出て写真を撮っていた(写真)。


足立美術館4 足立美術館5

別棟にはいるところに、庭を案内する格好でこの美術館創始者の足立全康氏の像が立っている(左写真)。それと、どういう関係か、箱根の森美術館で見たことがある北村西望作「将軍の孫」があった(右写真)。


足立美術館6足立美術館7足立美術館8

別棟のロビーから見える枯山水の庭(写真)。背後の山を借景にしているというか、隔てる壁がなく一体となっているので、実に雄大である。この点が京都の庭園と違ってアメリカ人に受けるのではないだろうか。


次ページ


2010年の出来事

ホーム