Yamasaki 2010年11月・12月の我が家の出来事-37



北京-20

円明園7 円明園8

シルクロードの国カシュガルの王妃であった絶世の美女「香妃」を捕らえた乾隆帝が、彼女のために建てたというイスラム様式のモスク「方外観」(左写真)。香妃は、望郷の思いで日々西方に向かって礼拝をささげたとのことであるが、最後には自殺した。

近くの「諧奇趣」には、まだ本物の池が残っている。その池の淵や岩の上、そして池の中にやはり動物や鳥や魚の形をした噴水があったとのことであり、皇帝は北側の楼閣から、妃たちを侍らせ中国や西洋の音楽を演奏させながら、その噴水を眺めていたとのことである(右写真)。


円明園9

「諧奇趣」にあった石獅子。顔が削られ、足が折られたその姿に衝撃を受けた。ワット・プラ・シー・サンペット寺院に残されている、木の根にとりこまれた仏頭(このページ)と同じく、悲劇の円明園を象徴する像だと思う(写真)。


円明園10円明園11円明園12

  「諧奇趣」の北側にある当時の迷路「黄花陣」(写真)。皇帝が、灯を持った妃たちを迷路にいれ、中心にある円亭に一番乗りしたものに褒美を与えるという遊びの場であったらしい。しかし、今は逆にそういう話が悲しさを感じさせる。


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