Yamasaki 2011年3月・4月の我が家の出来事-19



鎌倉(瑞泉寺と鎌倉宮)-2

瑞泉寺参道 瑞泉寺青紅葉

そこから参道を歩いていく(左写真)。青紅葉がとても美しい(右写真)。寺のある一帯は紅葉ヶ谷(もみじがやつ)と呼ばれるし、山の名前も紅葉が錦の屏風のように広がることから錦屏山と付けられているので、秋は違った色でひときわ美しくなるのだろう。


瑞泉寺山門 松蔭吉田先生留跡碑

緑が覆いかぶさっている山門に至る(左写真)。門の左側に徳富蘇峰の筆による「松蔭吉田先生留跡碑」があった(右写真)。あとで調べてみると、吉田松陰は下田で密航を企てる直前に、瑞泉寺を何度か訪れたことがあるようだ。企ては失敗し、松蔭は獄中でこの寺を訪れた詩を詠じたという。


瑞泉寺本堂 瑞泉寺地蔵堂

本堂(左写真)とその左側にある地蔵堂(右写真)。地蔵堂には「どこも苦地蔵」という変な名前のお地蔵様が祀られているが、その名前の由来が書いてあった。それによると、貧しい堂守があまりにも貧しいのでどこかに逃げ出そうと考えていると、夢枕にお地蔵様がたち「どこもく、どこもく」と言って去っていったとのこと。堂守はこの意味を八幡宮の僧に尋ねると、「どこも苦しいのは同じということ」と教えられたといい、堂守は逃げ出すことをやめたのだという。なかなかいい話である。


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