Yamasaki 2012年1月・2月の我が家の出来事 - 13



高校同期会と京都島原、北野、嵐山 - 6

最後に嵐山へ行った。ここでは、鎌倉で試してみた「聴き旅」と同じような「ご当地ナビ」というアプリがあるというので、iPhoneに入れて聴いてみた。しかし、これは申し訳ないが全然よくなかった。

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「渡月橋」(左写真:昔の写真に彩色したもの。これも新撰組屯所になった前川邸にある売店に貼られていたものを撮影させていただいた)では、橋の真ん中まで行って初めて音声ガイドが始まったが、その内容がまだ橋を渡る前の橋のたもとで始まるべき語りで始まったため、違和感を感じた。

ガイドの最後には次のガイドポイントへの道案内がはいっていて、自由きままに散策したい人は抵抗感を感じる。そして次のガイドポイントまでが離れているので、そのとおり回ると本当にこれでいいのか不安になってくる。「渡月橋」の次は「嵐山公園亀山地区」に行けということであったが、山の上ということもあり30分近くかかる(右写真)。そして、そこに行って初めてわかったのだが、ガイド内容は和歌と源氏物語なのだ。作者に「こだわり」があるようだが、そうならそういうガイドであることを最初に説明して欲しい。


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この「嵐山公園亀山地区」の展望台からは、川下りで有名な保津川が良く見える(左写真)。せっかく展望台もあるのだから、そのことも案内してほしいものだ。

そして次は「野宮神社」をめざせとのこと。途中には素晴らしい竹林の道がある(右写真)がここもガイドなし。


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「野宮神社」(左写真)では、この日本最古の鳥居の様式である黒木鳥居と小柴垣の前で、突然5分近く光源氏が作った和歌とそれに関連した話の紹介があり、源氏物語に興味がない人はさっさと境内の中にはいって、有名な「野宮じゅうたん苔」(右写真)など見たくなる。興味がない人はスキップできるようにしてほしい。

その他、以下のような点が気になった。

・電車に乗っている時でも歩いているときでも、駅が近くなると、音楽とともに何駅であるかが表示される。ただこれだけでは、「地図の上に現在地が表示される」ことに何ら新しい情報が付け加わっているわけではないので不要であると感じた。

・交通情報、防災情報、バリアフリー情報、などの他の情報もメニューから選べば地図上に表示される点はいいのだが、それらは音声ガイドではないため、小さい画面を拡大したりして見る必要があり、面倒である。

少なくともシニアの観光者にとっては、「聴き旅」のほうが格段にいいことがわかった。


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