２０１２年１月・２月の我が家の出来事 - ９
高校同期会と京都島原、北野、嵐山 - ２
さて、これもいつもどおりであるが、同期会にくっつけて京都を巡った。今回は大学入試の時期と重なったこともあり、京都駅周辺では宿が取れなくて丹波口駅そばのマンションの一部を改造した「ハイランド島原」というホテルになった（左写真、右写真：偶然にも同期の一人も同じホテルだった）。
ところが、この「島原」というところが、昔の花街の風情を残し、新撰組とも関係の深い、実に興味深いところだったので、紹介したい。まずこれは花街の入り口、「島原大門」である（左写真）。昔はこんな風に太夫が練り歩いていたのだろう（右写真：昔の写真に彩色したものだが、あとで紹介する新撰組屯所になった前川邸にある売店に貼られていたものを撮影させていただいた）。
これは、有名な「置屋（太夫や芸妓を抱える店）」「輪違屋」（左写真）。そしてこれも有名な「揚屋（宴席を開催する店）」である「角屋」。
「角屋」は名前のとおり、道の角にある（写真）り、今は「島原もてなしの文化美術館」として公開されている。中には丸山応挙や与謝蕪村の作品もあるそうで、江戸時代には俳壇を形成するなど、文化サロンとしての役割も担っていたとのこと。そして幕末には、西郷隆盛や久坂玄瑞などの勤王の志士が密議を開いたり、新撰組が遊んだりする場所でもあったそうである。