Yamasaki 2012年3月・4月の我が家の出来事



「ロ短調ミサ」@みなとみらいホール

みなとみらい大ホール

会社の同僚(会社の寮も同じだった)が参加している町田市フィルハーモニー合唱団の定期演奏会を聴きに、みなとみらい大ホールに行ってきた(写真)。


バッハミサ曲ロ短調

真剣に音大を目指そうとしたこともあるという彼との付き合いという側面が強いけれど、ちょうど震災から1年たった日に曲はバッハの「ロ短調ミサ」、そしてテノールは松江出身の経種廉彦、となればいかないわけにはいかないだろう(写真:パンフレットより)。

演奏に先立ち、聴衆も全員起立して黙とうを行った。そして演奏が始まったのだが、冒頭から合唱がとてもうまくてビックリした。もちろん曲の良さがあってのことではあるが、アマチュアとは思えない素晴らしさ。もちろん、ソロの中では経種さんが、いつものように張りがあるいい声で良かったが、概して合唱のうまさのほうが際立っていたように思う。練習量の豊富さによるのだろう。オーケストラも、合唱に良くあっていい出来だったと思う。とにかく、全曲通してなかなか聞く機会のない「ロ短調ミサ」をとてもいい合唱と演奏で、しかも低価格で聞かせてもらい、とても感謝しています。


土曜勤務@私立大学大学院

4月から毎週土曜日の午後1時限(1.5時間)、慶應大学に新しくできた「リーディング大学院」のプログラム「超成熟社会発展のサイエンス」(詳しくはこのページ)で、非常勤特任教授として院生の指導をすることになった。場所は日吉だが、駅からは、遼が通っていた慶應高校や大学がある側ではなく反対側に歩いて5分ほどのところにある通称「日吉別館」である。

「超成熟社会発展のサイエンス」という中身を理解するために何冊か本を読んだが、「超成熟社会」のキーワードは、「高齢化」、「少子化」、(ほしいモノはすべてそろったので)「需要不足」。そして「サイエンス」とは福沢諭吉先生の翻訳は「実学」だそうである。つまり、成熟社会を発展させるメカニズムを考えて実現する、日本をリーディングし世界に通用する人材を育てる、というのがこのプログラムの趣旨だということになる。そのために、自分の専門だけではなく違う(文系なら理系)分野の専門も勉強して「異分野ダブルマスター」をとるのが、この慶應の「リーディング大学院」で、それを「学」だけではなく「民」や「官」も支援する、というのが全体の構図である。(詳しくは、「リーディング大学院」には、慶應の「異分野ダブルマスター」制度をとるような「総合型リーディング大学院」のほかに、「複合型(同じ文系/理系の中で2つ」「オンリーワン型(専門が飛びぬけている)」がある)

なお、発表会での発表及び質疑応答は全て英語、そして来年からは毎週の指導・議論もすべて英語でしてほしいとのこと。駐在から戻って10年、最近はほとんど英語を使っていない徹にとっては、なかなか頭が痛い話である。


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