2012年9月・10月の我が家の出来事 - 28
松江・美保関
松江の家の処分に関して、再度松江に飛んだ。今回は美保関に寄った。美保関は5年前にプライベートで訪れたことがあり、紹介している(このページ)。今回はそのときに行かなかった場所を紹介しておく。
まずは、松江から美保関にはいる手前にある夫婦岩(写真)。この左右の岩の間にしめ縄が貼られていることが多いが、今回はなかった。
これは仏国寺(左写真)。もともとこの地は「三明院」と呼ばれ、後鳥羽上皇や後醍醐天皇が隠岐に流される時の、行在所だったとのこと。今でも港から寺に向かう道が「御幸の道」と呼ばれており、他に「美保小路」という名も残るなど、都の面影を偲ばせてくれる。しかし、その後衰退し、天正年間に「仏国寺」として再興されたらしい。この寺の大日堂には美しい5体の仏像が安置されているが、「出雲様式」と呼ばれる一木造りで、山陰最古の木仏像であり、国の重要文化財にも指定されている。また寺には、浄瑠璃など芝居の題材として度々取り上げられる「八百屋お七」の恋人、「吉三」の墓がある(右写真)。伝えによると、お七の処刑後、「吉三」は江戸より巡礼の旅に出発。各地にお七の地蔵を建てながらこの地でなくなったとのことである。
それから、美保関に行く途中で見ることができた、中海の向こうに見える雪をいただいたすばらしい大山の姿(写真)。
美保関港からの、日本海をはさんで見える大山(左写真、右写真:ズームアップした拡大写真)。