Yamasaki 2012年11月・12月の我が家の出来事 - 41



奈良東大寺周辺 - 3

東大寺9 東大寺10

そして、中へはいったら国宝の大仏殿がこういう角度で見える(左写真、右写真)。もうその堂々たる姿に感激してしまった。


東大寺11 東大寺113

正面から見る姿もすばらしい(左写真、右写真)。高さ46.8メートル、平安時代には「雲太、和二、京三」と言われ、出雲大社が長男で一番高く、この大和にある東大寺大仏殿が次男で二番目に高い(京都の大極殿が三男で三番目に高い)と言われていたそうだが、昔の出雲大社は、48メートルだったと言われているので、ほんの1メートルの差である。いずれにしても、1本の木で支えることは無理だったようで、昔の出雲大社の柱には太い三本の木を束ねて使っていたが、江戸期に再建された東大寺大仏殿の柱は、中心の木を檜板で囲って柱としているとのことである。


東大寺12

屋根の上で金色に光る 鴟尾(しび)、これがまたシンプルで美しい(写真)。


東大寺13 東大寺14

大仏殿の前に、これも国宝の「金銅八角燈籠」がある(左写真)。現在わが国に残る銅燈籠で最大最古のものだそうだが、八面のうち一つ置きに四つの面に浮き彫りにされている、「音声菩薩(おんじょうぼさつ)像」が可愛い(右写真)。これは左写真に写っているふたつの面の左側の面の拡大写真で、横笛を吹く菩薩の像だが、他の三面にもそれぞれ、尺八、笙(しょう)、鈸子(ばっし:小さなシンバル)を奏でる菩薩の像が彫られている。。


東大寺15

大仏殿を直下から見上げた写真である。大晦日から元旦には、写真中央部にある唐破風(からはふ)下の「観相窓」が開かれ、大仏のお顔を外から見ることができるそうである。


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