２０１３年５月・６月の我が家の出来事 - ２３
出雲大社遷宮祭 - ３
席は全てテントの下で本殿の壁の方を向いて並べられており、その壁には大きなスクリーンが設けられていた。徹が入場したときはまだ明るく、席もそれほど埋まっていなかったのでどこにでも座ることができたのだが、ご神体がお仮殿からご本殿へ移る際に「瑞垣」の外を一周することを聴いていたので、そのご神体を垣根越しに一番近くで見れる席、つまりスクリーンからは一番遠い席を選んで座った。そして日が落ちて、遷宮祭が警蹕とともに始まった。スクリーンにその様子が映し出される（写真：中央部にスクリーンが真っ白に写っている）。
そして警蹕の「おーっ」という声がだんだん近づいてきて、、、、身が震えた。そしてとうとう白い絹垣に覆われたご神体が目の前を通るときには、思わず涙が出そうになった。そのあとも長い行列が続いた（左写真、右写真：いずれも「瑞垣」縦格子を通して写しているため、縦格子とその向こうの行列がぼんやりと交互に写っている）
ご神体が新しくなった本殿にお入りになり、遷宮祭が終わったとたん、それを待っていたかのように突然と雨が降り出した。その中を参列者は足早に外に出て行った（右写真：八足門、右写真：下り参道）。