2013年9月・10月の我が家の出来事 - 49
石見銀山と温泉津 - 6
そして、その夜、夕食が終わってから行ってみた、この龍の御前神社の拝殿で夜行われる石見神楽が素晴らしかったので是非是非紹介したい。なお、石見神楽は、多分石見銀山が世界遺産になったことにも一役買っているのではないかと思う。それは、2006年に父の納骨で温泉津に行ったときに、世界遺産登録の可否を決めるための外国からの視察団もちょうど温泉津を訪れており、彼らが石見神楽で接待されていたからである(このページ)。

まずは、神を招く為に舞台を清め祓うための儀式としての舞「塩祓」(左写真)。観客席は一杯である(実は右横にも観客席があるが、そこも満杯であった。そして、2番目は宇佐神宮の八幡神が、悪魔王を退治するという「八幡」という演目(右写真)。最後、八幡神(写真右側)は面を取って踊ったが、イケメンである上に、汗だらだらなので、ヤンヤの喝采。観客も興奮してくる。

そして、「石見神楽の華」と称されるメインの「大蛇(おろち)」。まず、素戔嗚の登場である(左写真)。素戔嗚の命で大きな樽にはいった酒を用意するアシナヅチ(右写真)。

大蛇の登場(左写真)。出雲神楽と違って、ちゃんと複数いるので、迫力が違う。だんだんお囃子もスピードアップ、ボリュームアップ。酒を飲む大蛇(右写真)。

そして、素戔嗚と大蛇の凄絶な戦い(左写真)。舞台が狭いので、大蛇の尾が観客席まで飛んでくることが何度かあり、盛り上がる。最後の一匹の首を打ち取った素戔嗚(右写真)。拍手、拍手である。