２０１３年１１月・１２月の我が家の出来事 - ６２
オーストリア - ６２
そして、マリアと子供たちはザルツブルグを出て、登山列車に乗って山を登る。それはシャフベルク山登山列車。残念ながらこれも今回は乗っていない。さらにその直後、ピクニックバスケットを広げるいかにもシャフベルク山の上のように思われる場所は、実はザルツブルクから南に鉄道で約40分のヴェルフェンとのこと。ここにも行ってない。そして有名な「ドレミの歌」はこの場所で歌い始められる。
そのあと「ドレミの歌」を歌いながら、ホーエンザルツブルグ城と旧市街を望むメンヒスベルクの丘（このページ下部）に行き、その後自転車に乗って湖畔の道を走っている場面が続く。この湖は、プロローグで使われていたフシュル湖やヴォルフガング湖のそばにある「モント湖」（＝Moon Lake）である。
ツアーで最後に訪れたところが、このモント湖畔のモンゼーという町だった。ツアーの目的地はこの町にある、マリアとトラップ大佐が結婚式をあげた場所として使われた教会である（後で紹介する）。しかし、このモンゼーの町の湖畔で今回のオーストリア旅行一番の感動の景色に出会った。
モンゼーの町の中から湖畔への道を歩く（写真）。すでに素晴らしい景色が前方に見え始めている。
そして湖畔に到着すると、全貌が明らかとなった。静かなモント湖と部分的に雲に覆われたシャフベルク山の景色である（写真）。眼前に広がるモノトーンの墨絵の世界に息を飲み、静寂の中に我を忘れてしばらく佇んでいた。
すると、突然きれいな白鳥が視界にはいってきて、驚かされた。素晴らしい景色に完全に心を奪われていたし、この白鳥はとても静かにそして優雅に近づいてきたので、すぐ目と鼻の先に近づいたときにようやく気が付いたのである（左写真、右写真）。