Yamasaki 2014年1月・2月の我が家の出来事-43


京都冬の旅(妙心寺、実相院、鷺森神社、修学院離宮、桂離宮、松尾大社)- 21

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この「笑意軒」は斬新なデザインで溢れていた。まず、最初に驚いたのは、三角形の石灯籠(左写真)。なんという現代的なデザインだろう。
そして、「草の飛石」と名付けられた、自然石だけで構成されている延段(右写真)。


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「笑意軒」と書かれている扁額の字自体が「笑い」を表現している(左写真)。そして扁額の下のいくつかある丸窓を拡大してみると、桟に細いつるが巻き付けられており、その曲がり具合が笑って細くなった目を思い起こさせるデザインになっているようだ(右写真)。


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中に入って見ると、外の景色を額縁で見る絵に見立てた窓(左写真)。そして、その右下部を拡大してみるとわかるが(右写真)、腰壁の模様も、金箔が夏の夕立の稲妻を思わせるデザインで斜めに貼り付けられている。


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戸棚の戸上半分に描かれた模様も斬新である(左写真)。また、襖に付けられた引手が珍しい形をしている。これは、笑意軒が舟遊びの出発点であったことから,舟の櫂(かい)を象っているとのことである。
庭園の外の景色を見ることができる唯一の窓(右写真)。鉄格子がはまっているようにも感じるデザインである。


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