Yamasaki 2015年5月・6月の我が家の出来事 - 47


世界遺産「石見銀山」

同じく仕事で世界遺産石見銀山へ。前回は主要な場所を大体訪れたが(このページに記載)、今回はガイドがいないと訪問できない石見銀山最大の坑道「大久保間歩」を中心に、音声ガイドを作成する際に参考になったところを紹介する。


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米子行きの飛行機の窓から見た富士山(左写真)。そして大山(右写真)。


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温泉津町では、温泉街を彩る統一規格のステキな六角水の形をした雪洞がつけられている。どの雪洞も、各店の個性があらわれていて、それらを眺めて歩くのも楽しい。例えば岩谷屋の雪洞には「おやと子は、うたがいないのが、これがよろこび」という、浅原才市の句が書かれている(左写真)。今回も宿泊した「のがわや」の雪洞には「銀山街道、夢街道」と書かれている(右写真)。

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その銀山街道「温泉津・沖泊道」の、沖泊から約1kmのところに、石作りの道しるべがある(左写真)。江戸時代に作られたもので、「右・銀山・オオモリ・・・イズモタイシャ・・・」と読める。ここから、「銀山柵の内」の出入口のひとつ「坂根口番所跡」(右写真)までは、約12kmのハイキングコースである。


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そのコースの途中、温泉津町の西田地区を通るあたりから見える、かつて山頂に矢滝城があった矢滝城山(左写真)。矢滝城は、戦国時代の山城で、「温泉津・沖泊道」の反対側にある矢筈(やはず)城(右写真:尖った「冠巌(かんむりいわ」の右側の山の頂上にあった)とともに、銀山街道を押さえる重要な役割をはたしたと言われている。
(追記)
この矢滝城と矢筈城のあった山の写真2枚は、実は8月に訪問した時に撮影したものであるが、話の連続性からここに載せることにした。なお、この2つの城址だけではなく、石見城の城址など世界遺産の構成資産であるにも拘わらず、登城が困難となっている。何とか道を整備してほしい。


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