Yamasaki 2015年7月・8月の我が家の出来事 - 10


松本・長野・安曇野 - 9

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最後は無言舘へ(左写真、右写真)。ここも徹は9年前中学時代の友人たちと来たところである(このページ)。


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そこで無言舘については詳しく紹介したので、ここでは新しくオープンしていた、第二展示館「傷ついた画布のドーム オリーヴの読書館」(左写真、右写真)とその周辺を紹介する。


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第二展示館では、ドーム型の天井に絵が貼り付けられているのが特徴であるが、絵そのものはやはり戦没画学生のものである。遺族の方からの寄贈が続いていることが察せられる。

そして、第二展示館のそばにある「開かないポスト」(左写真)。
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平和への願いや夢、誓い…… あなたの「今の言葉」をご投函ください。 このポストのまま永久保存されます。
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同じく第二展示館のそばにある「絵筆の椅子(ベンチ)」(右写真)。最初は何かの壁だと思っていたが、現在画壇で活躍中の画家、美術学校で勉強している画学生さんの90本の筆やブラシが埋め込まれた「椅子」とのこと。また「椅子」の右上には赤いペンキが血のようにかけられているが、理由は「椅子」の裏面に書かれていた。
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壁面を汚している赤いペンキは、二〇〇五年六月十八日、実際に「無言館」の慰霊碑にペンキがかけられた事件を「復元」しました。「無言館」が多様な意見、見方のなかにある美術館であることを忘れないためです。
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つまり、実際に「無言館」の慰霊碑にペンキがかけられた事件を「復元」したものである。その事件自体も知らなかったが、そんな形でしか考えを表現できない人間がいるのはとても悲しいことである。


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