２００４年５月・６月の我が家の出来事－１
３回目の中国出張ー瀋陽（徹）
実はこの中国出張の直前にパロアルトの研究所にも出張した。アメリカで２日仕事をし成田へ戻って近くのホテルで１泊し中国へ行く、という昨年秋のアメリカ・フランス連続出張（このページ）と同様の結構大変なスケジュールだった。おまけにアメリカ行きの飛行機のなかで「のど風邪」にやられ、それを中国まで持っていくという体調不調もあった（アメリカでのどの薬を買い、のどから目にきたので、中国では目薬も買った）。ともあれ今回で３回目の中国出張の行き先は、東北部、遼寧省の省都である瀋陽（昔の奉天）である。
瀋陽は清朝発祥の地で、後金（後の清朝）の宮殿である故宮がある。ホテルから近く、北京の故宮（紫禁城）よりは小さいというので、時間を見つけて散歩がてらいってきた。中心は、東楼にある八角形の「大政殿」とその左右両側に連なる二王・八旗亭。写真はそのうちの右側部分（上段写真：大政殿と右翼王亭、下段写真：右翼旗亭）。八旗は軍事組織で、旗の色（黄、白、紅、藍にそれぞれ縁取りのある黄、白、紅、藍の８色）によって位が違っているとのこと。